群馬大学医学部発ベンチャープライム・デルタ社の起業

背景


 今日、人々の健康志向は極めて強く,よりよい保健医療・福祉を求める要望はますます高まりつつあります。それとともに疾病予防に対する期待も大きくなり、予防医学領域の重要性がクローズアップされています。

産官学連携にいたる経過〜産業界の人々との出会い〜


 教育と研究という型どおりの日常に埋没していた平成15年3月のある日のこと、地域共同センター昭和分室長、K教授から、「濡れない霧(マイクロフォグ)プロジェクト」の共同研究者として北関東産官学研究会の平成15年度共同研究事業(第1種)に応募しないかとのお誘いを頂きました。それが産業界の人々と出会う貴重なきっかけになりました。沈思黙考型にほど遠く、何にでも興味のままに行動する派の私は、慣れない「濡れない霧(マイクロフォグ)プロジェクト」で消臭・除菌分野に徐々にのめり込んでしまいました。

新事業創出促進法」に基づく会社設立   〜プライム・デルタ株式会社の誕生〜

 数ヶ月後、群馬県庁産業政策課のご指導を頂きながら、「新事業創出促進法による特例株式会社」(1円から創業できる)による株式会社設立を決意しました。簡単に決意できたのは今考えると経済関係に全く無知だったからとしか言いようがありません。「石橋を渡っていたら」とても無理だったと思います。その後国家公務員の身分で会社を設立するためにはたくさんのハードルがありましたが、事務当局のみなさまをはじめ、多くのみなさまのご協力とご支援を頂き、平成15年9月24日に5万円、1株というごく小さな株式会社{プライム・デルタ株式会社}がその産声を上げることができました。

官学ご支援に関する具体的内容

 
  群馬大学 昭和地区プロジェクト棟に総合診療部との共同利用で当社研究開発室を設置
 
  群馬県 @ プライムデルタミストを1社1技術として認定
A 群馬県産学官連携推進補助金「トライ」補助 
     プライムデルタデオドラントのホルマリン蒸気消臭効果について
B 販売支援
     群馬県工業振興課発行の製1社1技術PR誌での紹介                   製品販売:「群馬の地場産品・雑貨展示即売市」
 
  他産業との連携 @ 株式会社ほんやら堂とのOEM商品開発−−−製造
A 双葉リ−ス株式会社とのOEM商品開発−−−製造
B ぐんま環境技術協同組合への技術提供−−コンサルタント業務

起業を通して学んだこと

販売網の確立が緊急且つ最大の課題である。そのためには、商品の真の価値をできるだけ多くの消費者に認識してもらう必要がある。商品の品質に関しては、これまでの販売先やモニタ−実績からプライムデルタデオドラント、プライムデルタミストともに好評を博していますが、それが商品販売に直接反映しにくい現状があります。

今後は、一般消費者を対象にホ−ムペ−ジを充実してそれぞれの商品特質を十分確認していただくことを強力に押し進めたいと考えています。特にプライムデルタデオドラントは医療介護領域に広めたい製品であり、そのためには医療現場のニ−ズを十分吸い上げる努力や業務用製剤の価格体系見直し、具体的な使用方法の提示等を行う必要があります。  

例えば病院個室トイレの消臭.除菌やスト−マケアにおける使用など本製品活躍の場はかなりあるはずであり、魅力あるパンフレットづくりが必要不可欠と考えています。プライムデルタミストは個人ユ−ザ−を対象に商品特性を十分理解していただき、展開次第ではネットでの販売を視野に入れた販売網を確立していきます。

今後の展望


プライム・デルタ社は現在、企業というにはほど遠い個人的運営形態となっている。今後は真に企業としての形態を整える必要があります。そのための第一歩として次のような試みを企画しています。

1.個人ユ−ザ−を対象に商品特性をネットで発信、販売網を広げる。
2.現在進行中の他企業との提携によるプライムデルタミストOEM商品の早期実現。
3.群馬県産学連携補助「トライ」によってプライムデルタデオドラントのホルマリン消臭効果が確認されたので、これらの特性を生かし、新築家屋や家具製造現場などホルマリン蒸気の発生が予測されるところへのデオドラント販売戦略を企画実行していきます。

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